ワキガがもたらす悲劇
ひとたびワキガになってしまうと、悲劇が待っているといっても過言ではないのかもしれない。
日本人は清潔な人が多く、ゆえにワキガ体質であると、周りから白い目で見られることも少なくない。
特に学生でワキガになっている人は大変であると思われる。
クラスメイトからニオイを指摘されたり、指摘されるだけならまだいいが、あからさまに顔をしかめられたり、鼻をつままれたり、挙げ句の果てには「クサイ!」といわれたり。
心ない男子生徒から「何かにおわね?」と遠巻きにいわれることもあるかもしれない。
多感な10代でこのような経験をしてしまえば、心に大きな傷を負ってしまうのは想像に難くない。
悲壮感、絶望感、焦燥感、ありとあらゆる負の感情が芽生えてしまうだろう。
ここでお伝えしたいのは、あなたは決して悪くないということだ。
周りから何をいわれてもあまり気にしないという人ならば問題ないのだが、そういう人はそんなに多くないだろう。
たいていの人は、周りの意見が気になってしまうもの。
でも、どうか気にしすぎないでほしい。
周りからニオイを指摘されたら、まずは家族の人に相談してみてはどうだろうか。
自分自身では冷静な判断が下せないこともある。
まずは、家族の意見を聞いてみて、客観的な判断をしてみたいところだ。
その上で、やはりニオイが気になるということであれば、病院で相談してみるのもいいかもしれない。
ワキガは体質的な問題なので、日々のケアだけではなかなか難しいところもある。
(もちろん、日々のケアで何とかなる場合はそれに越したことはない)
専門家の医師に診察してもらうことで、より明確な対応法が得られるだろう。
とはいえ、病院には行きにくいということもあるだろうから、ひとまず置いておいて、まずは家族と話をしてみるのがいいのではないだろうか。
一番いけないのは、あなた一人で抱え込んでしまうことだ。
一人でできることには限界がある。
あなた自身での解決が難しいのであれば、遠慮せず周りに助けを求めてほしい。
繰り返すがあなたが悪いわけではない。どうか前向きに捉えてもらえればと思う。